まぶたの重みや、上まぶたが下がって見えづらい症状に対する点眼治療です。

アップニーク点眼前・点眼後のイメージ
点眼前・点眼後のイメージ(効果には個人差があります)

眼瞼下垂とは

眼瞼下垂は、上まぶたが正常より下がり、視野が狭く感じる、目が開けにくい、まぶたが重いなどの症状がみられる状態です。原因には加齢に伴う変化のほか、神経や筋肉の病気などがあり、原因に応じた診断と治療が必要です。

アップニークとは

アップニーク®ミニ点眼液0.1%は、後天性眼瞼下垂に用いる処方薬です。有効成分のオキシメタゾリン塩酸塩が、上まぶたのミュラー筋に作用して収縮させ、上まぶたを持ち上げます。成人は通常、1回1滴を1日1回点眼します。

ポイント 手術をせずに治療を始められますが、効果は一時的です。効果を保つには継続した点眼が必要で、効果の程度や持続時間には個人差があります。

治療の流れ

  1. 診察・検査で、眼瞼下垂の原因と点眼治療の適応を確認します。
  2. 医師の指示に従い、1日1回、1回1滴を点眼します。
  3. 定期診察で、まぶたの位置と自覚症状の変化、副作用の有無を確認します。
  4. 十分な改善が得られない場合は、点眼の中止や手術を含む別の治療を検討します。

点眼治療と外科治療の比較

スクロールできます
比較項目アップニーク(点眼治療)眼瞼下垂手術
治療方法1日1回の点眼手術で上まぶたの位置を調整
体への負担切開せずに開始できる術式に応じた局所麻酔・処置が必要
効果点眼後に一時的な改善が期待される。継続点眼が必要一度の手術で長期的な効果が期待される
主な注意点効果に個人差。まぶたのかゆみ、結膜充血、かすみ、散瞳などが生じることがある術後の痛み・腫れ・赤み、左右差、閉じにくさ、ドライアイなどが生じることがある
治療選択の例   手術を避けたい方、まず点眼を試したい方(診察で適応を判断)点眼で十分な改善がない方、長期的な改善を希望する方(診察で適応を判断)
費用自費診療。費用は診察時にご案内します保険適用の場合は1~3割負担。状態や術式により異なります

副作用・使用上の注意

  • 眼瞼そう痒感(まぶたのかゆみ)、結膜充血、点状角膜炎、霧視(かすみ)、結膜浮腫、眼瞼湿疹、視力障害、血圧上昇、心拍数減少などが報告されています。
  • 散瞳が起きた場合は、回復するまで自動車・自転車の運転や機械操作を避け、強い光を直接見ないようにしてください。
  • 心血管系疾患、閉塞隅角緑内障がある方、妊娠・授乳中の方、治療中の病気や使用中のお薬がある方は、診察時に必ずお知らせください。
  • 他の点眼薬を併用する場合は、少なくとも5分以上あけてください。開封後は1回のみ使用し、残液は廃棄します。

受診について

眼瞼下垂の原因によっては、点眼治療より先に別の病気の検査・治療が必要です。診察のうえ医師が適応を判断します。気になる症状がある方はお気軽にご相談ください。

よくあるご質問

点眼すれば必ずまぶたが上がりますか?

効果には個人差があります。定期的にまぶたの位置と症状を確認し、効果がみられない場合は治療方法を見直します。

ずっと使い続ける必要がありますか?

点眼の効果は一時的なため、効果を保つには継続が必要です。なお、6か月を超えて使用した際の有効性・安全性は確認されていません。継続については診察時にご相談ください。

手術とどちらを選べばよいですか?

原因、症状の程度、筋肉の働き、希望する効果や生活状況を踏まえて選びます。点眼で十分な改善が得られない場合には手術を検討します。

内容確認資料:アップニーク®ミニ点眼液0.1% 電子添文(2026年3月改訂・第2版)